世界最大の小売りの巨人、米ウォルマートが米アマゾン・ドット・コムへの反転攻勢を強めている。インターネット販売と実店舗の連携を強化するほか、最低価格を保証する戦略が消費者に支持されている。課題は収益性だ。人件費が高騰する中、自動化などで物流の効率化を実現できるかが問われている。

<span class="fontBold">投資家向け説明会で戦略を語るマクミロンCEO</span>
投資家向け説明会で戦略を語るマクミロンCEO
ウォルマートの株価は最近まで上昇が目立っていた
ウォルマートとアマゾンの株価指数(2018年8月1日=100として指数化)
ウォルマートの株価は最近まで上昇が目立っていた<br />●<span>ウォルマートとアマゾンの株価指数(2018年8月1日=100として指数化)</span>

 「我々のビジネスにはモメンタム(機運)が到来している。未来に向けたこれまでの投資は刈り取りの時期に入った」。11月15日、8~10月期の決算を発表した米ウォルマートのダグ・マクミロンCEO(最高経営責任者)は自信たっぷりにこう語った。

 2018年1月期通期の売上高が5000億ドル(約56兆円)を突破した世界一の小売りの巨人、ウォルマート。米アマゾン・ドット・コムの攻勢に苦戦するイメージが強かったが、矢継ぎ早の反撃策で販売は堅調だ。2~10月期は売上高が3725億ドルと前年同期比3.3%増。米国の既存店売上高も同程度の伸びを示した。強化中のインターネット販売も40%程度伸びている。

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