高島屋がタイに初出店した。東南アジアではシンガポールで成功を収め、タイでのビジネスにも自信を見せる。ただ、シンガポールで成長の原動力となった戦略をタイでは踏襲できていない。小売市場が広がり、力をつけた現地有力企業の存在も、高島屋の勝ちパターンの実現を困難にしている。

11月10日、高島屋はタイのバンコクに「サイアム高島屋」を開いた。タイ最大財閥のチャロン・ポカパン(CP)グループや大手商業デベロッパー、サイアム・ピワットなど現地有力企業が開発したSC(ショッピングセンター)の中核テナントとして出店。中間層以上や海外からの観光客の需要を取り込み、開業2年目の営業黒字化を狙う。
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