定額料金で製品を提供するサブスクリプション(定額制)サービスが製造業で広がってきた。パナソニックがテレビを対象に始め、トヨタ自動車も参入を発表した。「所有」から「利用」という消費スタイルの変化に乗り遅れまいと挑む販売革命。勝算はあるのか。

<span class="fontBold">パナソニックの定額制には地域の系列販売店に顧客を紹介する狙いも</span>
パナソニックの定額制には地域の系列販売店に顧客を紹介する狙いも

 最新のテレビがいつも我が家に──。パナソニックがこんなうたい文句で月々、一定額を支払った顧客に薄型テレビの最新モデルを提供するサービスをひっそりと展開している。期間は3年と5年から選ぶことができ、例えば、画面サイズが55型で高精細映像を表示する4K有機ELテレビを3年間利用する場合、月7800円で楽しめる。

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