和菓子からハンバーグまで、様々な食品を「包む」作業を自動化した食品機械大手。顧客に新たなレシピを提案し、「包あん機」の用途開発を続けることで現場に浸透した。模倣を恐れずアジアに攻め込み、人件費高騰を背景に成長を続ける。

包あん機とひだ付け機を組み合わせる(上)。肉まんにひだを付けるなど顧客の要望にきめ細かくこたえる(写真=竹井 俊晴)

 チーズ入りハンバーグと小籠包、クリーム大福。これらの食品には1つの共通点がある。具材を生地で「包む」ことだ。この作業を自動化する「包あん機」で国内シェア9割を誇るのがレオン自動機である。

 強さの秘密は年150~200種類のレシピを生み出す「研究室」。約20台の包あん機に加え、業務用のオーブンや蒸し器などがずらりと並び、約60人の担当者が新しい味を追求する。「海外の人が迷わないように」と宇都宮市の日光街道沿いに構えた本社敷地内の研究室には、新たなヒット商品を生み出そうと、国内外から年700社以上の食品メーカーが視察に訪れる。