LIXILグループ創業家の潮田洋一郎取締役会議長が11月1日付で会長兼CEOに就いた。藤森義明氏、瀬戸欣哉氏という2人のプロ経営者から創業家に大政奉還した格好だ。だが、潮田氏のトップ復帰の背後には、瀬戸氏を事実上の“解任”に追い込む不可解な動きがあった。

「席を譲れと言われれば譲る」と公言してきた瀬戸欣哉氏にとっても、あまりにも突然の“解任劇”だった(写真=北山 宏一)

 プロ経営者、瀬戸欣哉氏の“解任劇”は突然のことだった。

 10月27日。LIXILグループ社長兼CEO(最高経営責任者、当時)の瀬戸氏にかかってきた1本の電話。「これまで話してきた通り、自分がやりたいので辞めてほしい」。こう告げたのはLIXILグループの創業家で同社取締役会議長の潮田洋一郎氏だった。3年ほど前、瀬戸氏を招いた張本人である。

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