日産自動車に続いてSUBARUでも明らかになった検査不正問題。不正は長年の間放置されており、完成検査制度が現場で形骸化していた実態が浮かび上がる。国土交通省は同制度を見直す方針だが、欠かせないのは国内自動車工場の競争力向上という視点だ。

日産自動車九州の工場の立ち入り検査に入る国土交通省職員(写真=朝日新聞社)

 「不正の防止や効果的なチェックのあり方について、見直すべき点がないか検討してまいりたい」

 完成検査の不正問題に関して、国土交通省が日産自動車九州(福岡県苅田町)に立ち入り検査に入った11月1日。石井啓一国土交通相は完成検査の見直しを表明した。