米FRBのイエレン議長の後任として、ジェローム・パウエル理事が指名された。イエレン氏の金融政策には市場の評価も高かったが、「オバマ色」がトランプ大統領に嫌忌された。足元の米経済は好調が続くが、景気が悪化し始めた時、大統領と良好な関係を維持できるか。

堅調な米景気を反映し、直近の株価は好調が続く
●S&P500種株価指数の推移とFRB議長の在任期間
(写真=グリーンスパン氏・バーナンキ氏・パウエル氏:ロイター/アフロ、イエレン氏:UPI/アフロ)

 「ノーマルな大統領であればイエレン氏を再指名するだろうが、今の大統領はノーマルではないからね(笑)。一貫性を維持するという意味では彼は最善のチョイスだろう」

 ドナルド・トランプ大統領が米連邦準備理事会(FRB)の新議長を発表する2日前、2001年にノーベル経済学賞を受賞した米コロンビア大学のジョセフ・スティグリッツ教授は本誌の取材にこう語った。「彼」とは、大統領が指名したジェローム・パウエルFRB理事のことだ。

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