ネスレ日本が、次の成長の柱と位置付けている健康支援ビジネスを仕切り直した。今年3月に始めた栄養素入り抹茶カプセル事業に、ファンケルと組んで「美容」の要素を追加。高齢化で健康関連市場に参入する企業が多い中で、新サービスを定着させるのは容易ではない。

ネスレ日本の高岡浩三社長兼CEO(最高経営責任者、左)とファンケル創業者の池森賢二会長(右)

 「最初は珍しさもあって利用者も多かったが、継続するのはなかなか難しい」。ネスレ日本が今年3月に始めたサービス「ネスレ ウェルネス アンバサダー」の導入企業の担当者は、そう漏らす。このサービスは、栄養素入りの抹茶カプセルをオフィスや自宅に配送し、利用者の健康増進に役立ててもらうもの。無料で提供するコーヒーマシンに1個約100円(税込み)のカプセルをセットすると、不足しがちな栄養素が入った抹茶を作れる。ネスレはこれを新たな成長の柱と位置付けている。