衆院選の大勝を受け発足した第4次安倍晋三内閣はさっそく内政や外交など懸案の対応に乗り出した。一方、野党はいったん解党を選んだ民進党が党の存続を決定。希望の党は足並みの乱れが広がっている。立憲民主党は早急な野党結集には否定的。巨大与党に対峙する野党の「多弱」の構図が続きそうだ。

求心力が低下した希望の党の小池代表(中)。立憲民主党の枝野幸男代表(左)は野党の早急な結集に慎重で、安倍政権への対抗軸づくりへのシナリオは見えてこない(写真=共同通信)

 11月1日に発足した第4次安倍晋三内閣。政権運営で重視するのが「低姿勢」とスピード感だ。衆院選で自民党が圧勝したとはいえ、安倍首相への有権者の積極的な支持が広がっておらず、結果を早期に出していくことが求められるためだ。

 安倍首相にとっては2018年の自民党総裁選や19年の統一地方選と参院選、憲法改正作業などをにらみ、移ろいやすい世論や内閣支持率を気に掛けながらの政権運営が続く。「とにかく一つひとつ結果を出していく」。安倍首相は周辺にこう語っている。