日本を代表する完成車メーカー2社のトップが登壇を見合わせた東京モーターショーのプレスデー。気を吐いたのは、電動化、自動運転などの変化を商機と捉えて攻勢をかける部品メーカーだ。クルマの価値が完成車の組み立てから、革新的な機能にシフトする中、生き残り競争が激化する。

トヨタ自動車と日産自動車の両社長が記者会見に登壇しない──。10月25~26日に開かれた東京モーターショーのプレスデー。各社が渾身の技術を発表するハレの場に、2大メーカーのトップは姿を現さなかった。
開催直前に日産で完成検査の不正問題が発覚するなど混乱が生じたことが背景にある。もちろんホンダやマツダなど他の日本勢はトップが登壇し、コンセプト車や戦略を発表。フォルクスワーゲングループやBMWなどドイツ勢も新型車を展示したものの、日本法人の幹部がプレゼンの中心だった。
「日本勢だけでなく、海外勢の“世界初”のクルマをもっと見たかった」(日系メーカー幹部)との声も上がった。
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