ゼンショーホールディングスや「丸亀製麺」を展開するトリドールホールディングスが海外で企業買収に乗り出した。多くの外食大手は海外でも国内と同じ看板で店舗網を広げてきたが、他社を傘下に収めての成長を模索する。深刻な人手不足や少子化が外食企業の経営戦略に抜本的な修正を迫っている。

国内の外食市場は少子高齢化などにより漸減し、1997年の29兆円をピークに2017年は26兆円弱に縮小した。深刻な人手不足のため店を出したくても出せないというジレンマもある。外食大手は近年、成長エンジンを海外に求めてきたが、ここにきて「ギアを一段上げる」(ゼンショーHD)という。
ゼンショーが買収するのは米国最大手の持ち帰りすしチェーンで、北米を中心に約4100店を展開するアドバンスド・フレッシュ・コンセプツ(AFC)。全株式を11月中旬に約290億円で取得する。主に大型スーパーに出店する同社の17年6月期の売上高は約250億円。日本食人気を追い風に、この12年間で店舗数を2倍に増やしている。
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6/20ウェビナー開催、「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」

近年、ChatGPTをはじめとする生成AI(人工知能)の進化と普及が急速に進み、私たちの生活やビジネスに革新をもたらしています。しかし、注意が必要なリスクも存在します。AIが誤った情報を生成する可能性や倫理的な問題、プライバシーの侵害などが懸念されます。
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通常の日経ビジネスLIVEは午後7時に開催していますが、今回は6月20日(火)の正午から「日経ビジネス LUNCH LIVE」として、米シリコンバレーからの生配信でお届けします。ウェビナーでは視聴者の皆様からの質問をお受けし、モデレーターも交えて議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。
■テーマ:「AIバブル」の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う
■日程:6月20日(火)12:00~13:00(予定)
■講師:大柴 行人氏(ロバストインテリジェンス共同創業者)
■モデレーター:島津 翔(日経BPシリコンバレー支局 記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス、日経クロステック、日経クロストレンド
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員は無料となります(事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)
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