監視カメラやセンサーの高度化とAI(人工知能)の進化で、群衆から不審者を自動検出。90年代からの画像解析技術の蓄積が、ビッグデータ時代に花開こうとしている。ただし、何が「不審」で「異常」かを判断するのは、最後は人だ。

画像監視システム(写真=大槻 純一)
「大規模イベントでのセキュリティーニーズが高まっている」と話すセコム執行役員の進藤健輔・開発センター長(写真=大槻 純一)

 AI(人工知能)の活用が期待されている分野の一つに、画像認識がある。この分野で約20年の経験を積んできているのが、セキュリティー大手セコムだ。同社の開発センター長、進藤健輔執行役員は「カメラやセンサーから膨大な情報を得られるようになり、AIによる解析に期待している」と話す。

 今年2月に開催された東京マラソンはさながら、AIの実験場だった。セコムは約100台のカメラを設置し、映像データをAIが分析した。設置したカメラは主に3タイプ。コース沿いの監視カメラ。警備員の胸に取り付けたウエアラブルカメラ。会場の案内看板の上に取り付けた小型カメラだ。

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