独フォルクスワーゲンが日本市場にディーゼル車の新型車を投入する。グローバルにはEVシフトを強めているようにも見える中での「ディーゼル推し」。EVを“見せ球”にするVWの戦略の裏側を探ると、2つの現実が見えてくる。

日本に投入する「Passat TDI」シリーズ。日本の厳しい環境規制に適合させた(右上は搭載するディーゼルエンジン)

 独フォルクスワーゲン(VW)が2018年初めにもディーゼル車「Passat(パサート)TDI」シリーズを日本市場に投入する。欧州などでは15年7月から導入していたが、ようやく日本でも売り出されることになる。

 VWのディーゼル車といえば、15年9月に発覚した排出ガスの不正問題が記憶に新しい。不正なソフトウエアを使い、排出ガスの試験時だけ有害物質の排出を減らす一方、通常の路上走行時には規制値を大幅に超える窒素酸化物などを排出していたのだ。

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