自動運転向け半導体の“旗手”、エヌビディアと火花を散らすモービルアイのアムノン・シャシュア会長。日経ビジネスの単独取材で、現行の200倍の演算能力を持つ製品を2020年までに開発すると表明した。ライバルを上回る高性能な半導体を開発するために、技術者も現在の2倍以上の4000人規模に増員する。

自動運転車の頭脳となる半導体で米エヌビディアとしのぎを削るイスラエルのモービルアイ。今夏、米インテルが約1兆7000億円もの巨費を投じて買収したことでも、注目されている。モービルアイのアムノン・シャシュア会長兼CTO(最高技術責任者)が日経ビジネスの単独取材に応じ、戦略を語った。
モービルアイの現行製品は第3世代の半導体「EyeQ3」。日産自動車の自動運転技術「プロパイロット」でカメラ画像を解析する黒子の役割を担う。緊急時のみ人間が関わる「レベル3」の自動運転を世界で初めて実現した独アウディの新型車「A8」にも採用された。2018年には第4世代の「EyeQ4」を投入。ホンダや日産、独BMW、独フォルクスワーゲン(VW)などに採用される予定という。
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