「ユニクロ」を傘下に持つファーストリテイリングの2017年8月期は、2期ぶりに過去最高益を更新した。けん引役は中国・アジア事業。好調が続く18年8月期は海外の売り上げが国内を逆転する見通しだ。次の焦点は、ネット企業の伸長などで経営環境が激変する米国市場の攻略だ。
「(中期目標の)売上高3兆円は近年中に確実にいくと思う」。ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、12日に開いた決算会見でそう強調した。
2017年8月期の売上高は前の期比4.2%増の1兆8619億円、純利益は同148.2%増の1192億円。ともに過去最高を更新した。けん引役となったのは中国と東南アジアでの事業拡大だ。年間100店を超えるペースで出店したのが奏功した。特に好調な中国では、現在3500億円程度の売り上げを、今後5年で1兆円まで引き上げる方針だ。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り953文字 / 全文文字
-
【春割】日経電子版セット2カ月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
【春割/2カ月無料】お申し込みで
人気コラム、特集記事…すべて読み放題
ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?