孤高の研究開発姿勢を貫き、産業用ロボットなどで世界製品を送り出してきたファナックが変わりつつある。国内最大の家電・IT見本市「CEATEC(シーテック)」に初出展したのは、その象徴だ。「何でも自前」の姿勢を転換し、外部の知見を取り込むのが狙いだが、勝算はあるのか。

 千葉市の幕張メッセで10月3~6日まで開かれた家電・IT(情報技術)見本市の「CEATEC(シーテック)」。その一角に、工場関係者におなじみの黄色のシンボルカラーで包まれた一角があった。産業用ロボット大手、ファナックが初めて設けたブースだ(上の写真)。

 消費者に家電の新製品をアピールする場だったシーテックにファナックが出展することなど、少し前なら考えられなかった。だが、今や様変わりだ。出展企業・団体と来場者数の減少で、2016年に「脱・家電見本市」へと方針転換したことが大きい。