青少年の健全育成のために、コンビニ売り場の成人雑誌をカバーで覆う──。今年の夏に実施予定だった千葉市の事業が、関係者の同意を得られず頓挫した。老若男女が訪れる社会インフラを自任するコンビニにとって、避けられない課題となりそうだ。

<span class="fontBold">老若男女が訪れる場所で、成人向け雑誌が販売されている。堺市は表紙中央を覆うカバーを作成した(右)</span>
老若男女が訪れる場所で、成人向け雑誌が販売されている。堺市は表紙中央を覆うカバーを作成した(右)

 「取り組みの意義はどのチェーンにも理解してもらえたと思う。だがどう実施するかで折り合いをつけられなかった」。千葉市・健全育成課の担当者は悔しがる。今年8~9月に実施するはずだったある施策が、頓挫したからだ。

 予定していたのは、コンビニエンスストア売り場の成人向け雑誌にビニールのカバーをかぶせ、表紙の扇情的な写真やイラストが、購入客以外の目に触れにくくする取り組み。市の2017年度予算にカバーや告知ステッカー代として約39万円を計上。セブン-イレブン・ジャパンに協力を要請し、市内12店で実施する計画を立てていた。

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