近畿大阪銀行など3つの地方銀行が経営統合し、来年4月に「関西みらいフィナンシャルグループ」が発足する。親会社のりそなHDによる「スーパーリージョナルバンク構想」が、10年以上の時を経て実現した格好だ。ただ、複雑なバランスの上に成り立つ地銀グループが、期待する統合効果を発揮できるかは不透明だ。

りそなHDの大阪本社。関西みらいFGの本店も同じビルに入る(写真=アフロ)

 「寄せ集めという印象が強く、これで本当に収益性を高められるのか。業界から見れば、あまりサプライズはない」と、ある銀行首脳は話す。2018年4月に発足する「関西みらいフィナンシャルグループ(FG)」についてだ。りそなホールディングス(HD)傘下の近畿大阪銀行(大阪市)と、三井住友フィナンシャルグループ(FG)傘下の関西アーバン銀行(大阪市)、みなと銀行(神戸市)が経営統合する。

 大手銀行グループの垣根を越えた再編は、りそなHDが発足以前から掲げてきた「スーパーリージョナルバンク(地域銀行)構想」が、10年以上を経て動き出したという見方ができる。総資産11兆円超は関西でトップ、全国でもトップ10以内に入るのは確実だ。