10月10日の公示を控え、小池百合子東京都知事の参戦で目まぐるしい動きを見せた野党再編劇。民進党は分裂し、「自民・公明」「希望・維新」「民進リベラル系・共産・社民」の3極で争う構図が固まった。野党の細分化は与党に有利に働くとの見方が出ているほか、準備不足で政策論争が低調になる懸念もある。

安倍政権に対抗し「寛容な改革保守」を掲げる小池都知事。「排除の論理」への反発が民進の分裂を招いた(写真=時事)

 安倍晋三首相の電撃的な衆院解散の決断後、目まぐるしく変化した野党再編の動き。公示を目前に控え、野党勢力は結集から細分化へと大きく方向性を変えた。

 この間、永田町の主役は小池百合子東京都知事だった。

 衆院解散3日前に新党「希望の党」を立ち上げ、自ら代表に就任。都知事選や都議選に続く「小池劇場」が再現すると埋没しかねないとの危機感を強めた民進党の前原誠司代表は希望との合流にかじを切った。