9月中旬、大手ビールメーカー4社による北海道での共同配送の取り組みが始まった。人手不足でドライバー確保が難しくなり、食品・飲料業界の一部で事例が出始めている。しかし、共同配送を実現するためのハードルは高く、本格的に広がるには課題も多い。

「4社の共同物流が実現して喜ばしい」。9月12日、札幌市の日本貨物鉄道(JR貨物)札幌貨物ターミナル駅。ビール4社の商品を混載した列車の前でサッポロビールサプライチェーンマネジメント部の田島一孝部長は、感慨深げに語った。苛烈なシェア争いを繰り広げるビール業界では、物流も各社独自に手掛けるのが一般的だからだ。
今回の共同配送の取り組みは、釧路や根室など道東エリアに配送する荷物で、各社単独では1台のトラックを満載にできない場合が対象。各社の製造・物流拠点から出荷された商品を、JR札幌貨物ターミナル駅構内の倉庫に集約。そこで配送先ごとに仕分けし、鉄道やトラックに混載して届ける。
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6/20ウェビナー開催、「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」

近年、ChatGPTをはじめとする生成AI(人工知能)の進化と普及が急速に進み、私たちの生活やビジネスに革新をもたらしています。しかし、注意が必要なリスクも存在します。AIが誤った情報を生成する可能性や倫理的な問題、プライバシーの侵害などが懸念されます。
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通常の日経ビジネスLIVEは午後7時に開催していますが、今回は6月20日(火)の正午から「日経ビジネス LUNCH LIVE」として、米シリコンバレーからの生配信でお届けします。ウェビナーでは視聴者の皆様からの質問をお受けし、モデレーターも交えて議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。
■テーマ:「AIバブル」の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う
■日程:6月20日(火)12:00~13:00(予定)
■講師:大柴 行人氏(ロバストインテリジェンス共同創業者)
■モデレーター:島津 翔(日経BPシリコンバレー支局 記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス、日経クロステック、日経クロストレンド
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員は無料となります(事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)
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