ADEKAが持ち分法適用会社の日本農薬を連結子会社化することを決めた。だが複雑な子会社化の手法に日本農薬の株主、特に外国人株主から不満が噴出している。少数株主の保護や親子上場の是非など、この案件は日本企業の課題の縮図とも言える。

TOB価格に近づかない
●日本農薬の株価(終値)推移
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 「少数株主の利益をあまりにも無視している」。日本農薬の大株主である米国の機関投資家の怒りが収まらない。発端は8月21日。中堅化学メーカーのADEKAが日本農薬株の保有比率を24%から51%に高め、連結子会社にすると発表したのだ。

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