台風によって滑走路が水没した関西国際空港に続き、大地震が襲った新千歳空港で大きな被害が出た。訪日客の利用が多い両空港の被災を受け、国内外のLCC各社からは悲鳴が上がる。天災リスクにどう対処するか。継続的な訪日客の拡大にさらなる備えは欠かせない。

「被災したタイミングがよくなかった」。韓国のLCC(格安航空会社)、ジンエアーの担当者は頭を抱える。同社は、関西国際空港や福岡空港、新千歳空港などと韓国との間で定期便を就航している。「例年、秋夕(旧盆休みに相当)があるこの時期は韓国人訪日客で満席状態が続く。(日本で「敬老の日」「秋分の日」がある9月の)シルバーウイークには日本から韓国への旅行客も増える。そんな書き入れ時での全面欠航や減便は痛い」
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