史上最高値圏での推移が続く米国株式市場で、ある波乱懸念が浮上している。定期的に実施される業種分類の変更対象に、相場のけん引役である巨大IT企業が含まれたからだ。これほど大きな時価総額を持つ銘柄の業種移動は初めて。市場はその影響を測りかねている。

巨大銘柄「FANG」が市場に与える影響は大きい(写真=ロイター/アフロ)

 好調な米経済を背景に活況が続く米国株市場。けん引役は「FANG(フェイスブック、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグルの頭文字を合わせた造語)」を中心とする巨大IT(情報技術)銘柄だ。S&P500全体の時価総額に占めるFANGの割合は今や約10%。ナスダック指数に至っては2割を超えている。