動画と商品の販売を組み合わせた「動画EC(電子商取引)」が広がっている。トランスコスモスなど大手企業も参入。SNS(交流サイト)の普及が市場を後押しする。一方、消費者のサポートなど、安全・安心な利用環境の整備に向けた課題も少なくない。

俳優の山田孝之さんが取締役に就任──。コールセンター大手のトランスコスモスは9月5日、EC(電子商取引)の新会社「ミーアンドスターズ」を山田さんと共同で設立したと発表した。コールセンターと有名俳優という意外な組み合わせが狙うのは、注目を集めている「動画EC」への本格参入である。
国内市場規模が約15兆円まで拡大する一方、米アマゾン・ドット・コムや楽天など大手の存在感が強いEC業界。だが、足元では品ぞろえや価格、利便性以外のニーズをくみ取り、消費につなげようとする動きが広がっている。動画と商品やコンテンツの販売を組み合わせた動画ECはその代表格だ。
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