欠陥エアバッグ問題で経営が悪化したタカタが民事再生法の適用を申請してまもなく3カ月。製造業で戦後最大の経営破綻にもかかわらず、国内取引先の連鎖倒産は発生していない。もっとも、影響を最小限に抑えたと見るのは早い。「事故リスク」を消せない問題が根深く残っている。

<b>タカタ製エアバッグのリコール対象は現在も増加中。各社の販売店は対応に追われている</b>
タカタ製エアバッグのリコール対象は現在も増加中。各社の販売店は対応に追われている

 タカタが東京地裁に民事再生法の適用を申請したのは6月26日。自動車メーカーが肩代わりしていたエアバッグのリコール(回収・無償修理)費用を加えると、最終的な負債総額は1兆円超が見込まれ、国内取引先への影響が心配されたが、帝国データバンクによると、8月25日時点で連鎖倒産はゼロ件。同社は「重要な取引先に従前通りの条件で全額弁済を行う方針を示したことが寄与した」と見る。

 もっとも、これでタカタ問題が終わったとは、もちろん言えない。今、不安を募らせているのは販売現場だ。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り803文字 / 全文文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。

【無料ウェビナーのご案内】
ZOZO NEXT 金山CEO、
フューチャリスト尾原氏ら登壇!

次世代DX経営と若手人材創出を徹底議論

■テーマ
次世代DX経営が企業競争力を決める ~若手リーダーの創出が企業成長のカギ~

■開催概要
日時:2021年12月13日(月)~14日(火)、合計4セッション
講師:ZOZO NEXT 金山裕樹・代表取締役CEO、フューチャリスト 尾原和啓氏ほか

■パートナー
インテル

■受講料
無料、事前登録制(先着順)

>>詳細・申し込みは以下の記事をご覧ください。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00396/112600001/