ファーストリテイリング傘下の格安衣料品店「ジーユー」は9月15日、横浜市に過去最大規模の店を開く。標準店の2倍近い商品数をそろえた巨艦店は、ECテコ入れのための拠点という役割も持つ。多くの小売業が悩む、店舗とネットの「顧客の取り合い」を避け、いかに相乗効果を出すのかに注目が集まる。

 「EC(電子商取引)の競争が激しくなる中で、リアル店舗との複合技が、勝ち残るためのポイントになる」。ジーユーの柚木治社長は、横浜市の商業施設「ノースポート・モール」内に同社として過去最大(約2700m2)の店を出す狙いについてそう語る。

 ジーユーは2016年8月期までの4年間で売上高を3倍強、営業利益は4倍強まで伸ばすなど急成長してきた。兄貴分のユニクロと一線を画す、低価格で流行を強く意識した商品が支持されてきたが、2017年8月期は3年ぶりの営業減益に陥る見通しだ。