米国とカナダのNAFTA(北米自由貿易協定)再交渉を巡っては、国内からも批判が高まっている。メキシコとの2国間FTA(自由貿易協定)を先行して署名する意向を示し、強硬姿勢を崩さない。世界貿易機関(WTO)に対する批判も強め、「脱退」の可能性を示して圧力をかける。

ドナルド・トランプ 米大統領
(写真=ユニフォトプレス)

9/4 @ ツイッター
彼(米労働総同盟産別会議・リチャード・トラムカ議長)の発言は我が国の労働者や米国の成功に反する

8/31 @ 演説
カナダのことは好きだ。しかし、カナダは長年にわたり、ひどい関税で米国を利用してきた

8/30 @ ブルームバーグ・ニュースのインタビュー
もし彼らが正しく振る舞わなければ、米国はWTOから脱退する。WTO設立は史上最悪の通商協定だった


米国とカナダのNAFTA(北米自由貿易協定)再交渉を巡る2国間協議は、期限の8月31日までに合意できなかった。9月5日に再協議することになったが、トランプ大統領は演説でカナダを批判。メキシコとの2国間FTA(自由貿易協定)を先行して署名する意向を議会に通知した。カナダとの再交渉については、米国最大の労働組合である米労働総同盟産別会議のトラムカ議長が「我々の経済は統合されている」と発言。労働者の日(9月3日)に大統領と労組が衝突するのは異例だ。トランプ大統領は、世界貿易機関(WTO)との関係についても「脱退」の可能性を示して一歩踏み込んだ。