ユニーファミマがGMS(総合スーパー)事業にメスを入れ始めた。同事業にドンキホーテから資本を受け入れて、再建へ同社のノウハウを取り入れると発表した。経営統合後、最大の懸案だったGMSからの撤退にいよいよ着手──。そんな見方もできる。

専門店の台頭により、GMSは軒並み集客に苦しんでいる(愛知県のユニ-店舗)

 「GMSは建物が大きく小回りがきかない。人手が要るためコストもかさむ」

 「低価格志向についていけていない。想定以上にトップラインが厳しい」

握手を交わすユニーファミマの高柳社長(左)とドンキの大原社長(写真=時事)

 グループの中核事業に対するものとは思えないような、辛口の表現が続いた。発言主はユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)の高柳浩二社長。8月24日、ドンキホーテホールディングス(HD)との提携発表会で何度も強調されたのは、GMSという業態そのものの限界だった。

 高度成長期に品ぞろえの豊富さで一定の地位を築いたGMS。消費者の目が肥えると、逆に専門性の無さから支持を失う。2000年代にはユニクロやニトリといった商品を特化した専門店が急伸。ドラッグストアにも客を奪われシェアの草刈場の様相だ。「これ以上時間をかけると立て直しが難しくなる」(高柳社長)とみて、ユニーファミマは「驚安の殿堂」を自任するディスカウント店のドンキHDに頼ることを決めた。