9月1日投開票の民進党代表選は前原誠司元外相と枝野幸男前幹事長の一騎打ちとなった。掲げる経済政策が似通う一方、共産党を含む野党共闘を巡っては両者の路線の違いが鮮明だ。どちらが勝っても党再生への道のりは険しく、代表選後に野党再編が加速する可能性もある。

要職を歴任してきた前原氏(右)、枝野氏(左)の出馬に冷ややかな見方も(写真=共同通信)

 民進党の蓮舫代表の辞任表明に伴う代表選が8月21日、告示された。前原誠司元外相が国会議員の支持を広げているが、地方議員や党員・サポーターなど国会議員以外の票が約3分の2を占める仕組みのため、情勢は流動的。前原氏、枝野幸男前幹事長の両陣営は地方票の獲得に躍起となっている。

 両氏が掲げる経済政策や目指す社会像の方向性は似通っている。安倍晋三政権が推進する「アベノミクス」が所得格差や過度の「自己責任社会」につながっていると指摘。対立軸としてともに「支え合い」をキーワードに、社会保障の充実や介護士・保育士の処遇改善などを通じた消費拡大策を唱えている。