ヤフーがブラウザー上で提供するゲーム配信事業を米アップルが妨害しようとした疑いが浮上している。公正取引委員会が実態解明に動き始めたが、当のヤフーは注目が集まるのを避けている。背景にあるのは強い影響力を持つアップルへの遠慮だ。プラットフォーム運営者の支配はいつまで続くのか。

 米アップルがヤフーのゲーム配信サービスを潰そうとした──。こんな疑いが浮上している。

スマホのブラウザー上で楽しめるゲームを集めたヤフーの「ゲームプラス」

 渦中にあるヤフーの事業とは2017年7月に始めた「ゲームプラス」。スマートフォン(スマホ)がインターネットにつながっていれば、アプリをダウンロードしなくてもブラウザー上で手軽にゲームが楽しめると喧伝していた。

 スクウェア・エニックスなど52のゲーム会社が参画して39種類のゲームを配信するなど華々しい立ち上げだったが、その直後、ヤフーはぱったりと宣伝を打ち切り、新たな目玉ゲームの配信も止まったままだ。理由はアップルが圧力をかけたためだとされ、ヤフーの報告を受けた公正取引委員会が実態の解明に動いている。

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