野田聖子総務相が誕生し、日本郵政グループの“支援者”が監督官庁の長に就く構図となった。現場の郵便局長に人気の高い野田氏の起用は、選挙で自民党の追い風になるとの見方もある。一方、業績不振に陥った経営陣は“国営郵政”との評価を覆すような経営力を発揮できるかどうかが問われる。

野田総務相は各地の郵便局長に人気が高く、自民党の選挙に追い風になるとの見方もある一方、郵政の“国営色”が強まる懸念も(写真=左:AFP=時事、右:時事)

 「安倍政権もいかに郵政票が大事なのかを実感したということじゃないか」。そう言って日本郵政グループの幹部は苦笑する。

 8月に発足した安倍第3次改造内閣の目玉として、野田聖子氏が総務相に起用された。野田氏は1998?99年に小渕恵三内閣で郵政相を務めた経歴を持ち、郵政グループと関係が深い。