大塚家具が業績不振から抜け出せず、創業以来最大の危機に陥っている。自力再建が困難となり、身売り交渉を迫られているが、スポンサー探しも容易ではない。経営権を巡って父との争いには勝った久美子社長だが、今度は自らの座を守れるか、大きな試練に直面する。

苦境に立たされている大塚久美子社長(写真=朝日新聞社)

 8月12日、日曜日の夕方、記者は大塚家具の銀座本店を訪れた。顧客はまばらで、店員の姿の方が目に付く。「お客様に大丈夫なのかと聞かれることも多いですが、分かりませんとしか答えようがありません」。経営難と身売り交渉に関する報道が過熱する中、商品説明をしてくれた店員はこう話した。