東京電力ホールディングスグループのベンチャーが太陽光発電パネルを“無料”設置する新サービスを始めた。指揮を執るのは、個人間融資の仲介サービスで先駆けた起業家、妹尾賢俊氏。「隣の家に電気をおすそ分け」。電気でこんな個人間取引を実現するため、目を付けたのが東電の“政治力”だ。

「今の電力業界は、フィンテックが広がり始めた時の金融業界と似ている」。こう話すのは、東京電力ホールディングス(HD)の投資会社が全額出資して設立したベンチャー、TRENDE(トレンディ、東京・千代田)の妹尾賢俊社長。電力業界では新顔だが、東京三菱銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、2007年にマネオ(東京・千代田)を創業、日本で初めて個人間融資の仲介サービスを始めた経験を持つなど金融界では知られた存在だ。
[コメント投稿]記事対する自分の意見を書き込もう
記事の内容やRaiseの議論に対して、意見や見解をコメントとして書き込むことができます。記事の下部に表示されるコメント欄に書き込むとすぐに自分のコメントが表示されます。コメントに対して「返信」したり、「いいね」したりすることもできます。 詳細を読む