ドラッグストアがコンビニエンスストアの市場を刈り取ろうとしている。業界最大手ウエルシアHDは24時間営業のほか、弁当・総菜の販売を広げる。背景にはドラッグ業界の店舗飽和感があり、業種を超えた熾烈な競争が始まる。

<b>弁当・総菜に注力し、24時間営業の店舗を増やす。今後は健康志向のオリジナル弁当の製造も視野に入れる</b>(写真=2点:北山 宏一)
弁当・総菜に注力し、24時間営業の店舗を増やす。今後は健康志向のオリジナル弁当の製造も視野に入れる(写真=2点:北山 宏一)
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 ウエルシアホールディングス(HD)の瀬谷三ツ境店(横浜市)。ロードサイドに立つ一見何の変哲もないドラッグストアだが、今後の成長戦略を象徴する。「コンビニにあって我々にないものを取りそろえていく」。池野隆光会長はコンビニの巨大市場に攻め込む決意だ。

 同店は昨年2月から24時間営業を始めた。現在24時間営業店は全店の1割弱に当たる約100店舗で今後も増やす計画だ。さらに品ぞろえではコンビニのような弁当や総菜を目玉にする。

 神奈川県の一部店舗では、同店に併設する弁当・総菜店キッチンオリジンから商品の調達を開始。運営元のオリジン東秀は、ウエルシアHDと同じイオングループだ。店舗にもよるが価格は300~400円、種類は7種類程度。2月から実験販売を開始し、「店によっては1日100個程度が売れ、黒字化が見えてきた店もある」(同社)という。今後は北関東の店舗で、北海道が地盤の独立系コンビニ、セコマから商品供給を受け、オリジンとセコマの弁当を扱う店舗を今年中に200店に増やす。

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