世界がクルマの電動化にかじを切る中、日本がようやく「国家戦略」を打ち出した。経済産業省が策定した「世界で販売する日本の乗用車を2050年までに全て電動車にする」というのがそれだ。だが、業界の評判はいまひとつ。電動化時代を見据えた現実解を導き出せていないことへの不満が募る。

自動車大手首脳を前に熱弁を振るう世耕経産相(写真=共同通信)

 「決め手に欠ける」。国内の自動車業界関係者が一刀両断するのは、経済産業省が7月24日に公表した自動車産業に関する長期目標だ。トヨタ自動車や日産自動車、ホンダなどの首脳を集めた「自動車新時代戦略会議」で「世界で販売する日本の乗用車を2050年までに全て電動化する」と宣言。世耕弘成経産相は「野心的な長期ゴール」と自画自賛してみせた。

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