様々な職場での「働き方改革」の実践例を取り上げてきた本シリーズ。ただ、働き方改革の裏では、それを実現するための制度のあり方やマネジメント手法が見逃されがちだ。本連載の最終回では、専門家に改革の「盲点」を聞いた。

 「『熱意ある社員』6%のみ」──。今年5月下旬、こんな衝撃的な調査結果が大きな話題になった。日本企業における「熱意あふれる社員」の割合が米国の32%などと比べて大幅に低く、しかも、調査した139カ国中132位と最下位クラスだった、との内容だ。

 「抑圧されるわ、給与は低いわ、拘束時間は長いわでやる気が出るわけない」「会社が社員のこと大切にしなきゃ熱意なんて持てない」……。日経電子版が調査結果を報じると、ネット上にはこんな声があふれた。

 調査を手掛けたのは、人材開発のコンサルティングや調査を世界規模で展開する米ギャラップ。会長兼CEO(最高経営責任者)を務めるジム・クリフトン氏が本誌のインタビューに応じ、働き方改革の「本質」を語った。