楽天がスペインの名門サッカークラブ、FCバルセロナとパートナー契約を開始した。4年間で総額約280億円という巨費を投じ、「Rakuten」ブランドを世界に浸透させる狙いだ。だが、苦戦が続いてきた海外事業への効果は未知数。成果の積み上げが求められる。

「楽天とバルセロナは共通の哲学を持っている。楽天は我々の家族の一員だ」。楽天が13日に東京都内で開いたFCバルセロナとのパートナーシップ契約開始に関する記者会見。ジェラルド・ピケ選手の言葉に、三木谷浩史社長は満面の笑みでうなずいた。
契約費は4年間で2億2000万ユーロ(約280億円)。年間に日本円換算で約70億円という巨費は、広告・販促費全体(2016年12月期)の約6%を占める計算だ。同期の営業利益が780億円だった楽天にとって財務的な負荷は小さくない。
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