KDDIが7月14日に「月額1980円から」という新たな料金プランを導入した。格安スマホを意識した最低料金を掲げるが、消費者がその恩恵を受けるには複雑な条件を満たす必要がある。総務省が問題視する「スマホの料金は分かりにくい」現状はますます悪化しそうだ。

<b>KDDIが打ち出した格安スマホ対抗の新料金「auピタットプラン」</b>(写真=栗原 克己)
KDDIが打ち出した格安スマホ対抗の新料金「auピタットプラン」(写真=栗原 克己)

 「KDDIから聞こえてくるのは新プランの良い点ばかり」「顧客にデメリットも説明できなければ後でクレームが来る」。7月14日にKDDIが新設したスマートフォン向け料金プランを巡って、携帯電話販売店「auショップ」の現場に混乱が生じている。

 KDDIが今回導入した「auピタットプラン」は「月額1980円から」という値付けが目玉。これまでに比べ最低料金が安く、通信使用量に応じて自動的に料金が変わる。

 「久々にガツンと行く」。田中孝司社長が喧伝するKDDIは力が入るが、対照的に、現場の販売員からは戸惑う声が上がっている。新料金プランは一見すると格安スマホの水準に迫るものの、各消費者の料金がどの程度安くなるかはKDDIが提示する複数の契約条件に応じるかどうか次第だからだ。

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