ファミリーレストラン業界で他社に先駆けて、24時間営業を全廃したロイヤルホールディングス(HD)。営業時間を短縮すると売上高は減りそうだが、むしろ結果は逆となり、今年に入り株価は約4割も上昇した。ロイヤルHDの取り組みは、食品業界のみならず、人手不足に悩むサービス業にとって成長のヒントになる。

「営業時間の短縮にもかかわらず、売り上げが伸びたことは正直、想定外」
ロイヤルホストの佐々木徳久社長は今年1月からの既存店売り上げの推移についてこう打ち明ける。同社は、国内で221店を展開するファミリーレストラン大手。人手不足などへの対応のため1~6月末までに156店で営業時間を短縮した。早朝と深夜の営業をやめ、平均的な店舗で朝9時から夜12時の営業に切り替えた。その結果、1店舗当たりの平均営業時間は2016年末の16.8時間から15.5時間へと減った。
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