7月2日投開票の東京都議選で小池百合子都知事の支持勢力が過半数を獲得し、自民党が惨敗した。都議会で主導権を握った小池氏の都政運営に追い風になる一方、安倍晋三首相の求心力低下は必至だ。安倍首相は内閣改造などで政権基盤の立て直しを図る構えだが、政局が流動化する可能性が出てきた。

「東京大改革への期待の結果だと思う。都政がいかに大事か、多くの方が気づいたのが最大のポイントだった」
7月2日夜。小池百合子都知事は高らかに勝利宣言した。
小池氏が率いる地域政党「都民ファーストの会」と公明党などの小池支持勢力が過半数(64議席)を確保するかが焦点だった今回の都議選。ふたを開けてみれば都民ファーストが第1党に躍り出たうえ、小池支持勢力が過半数を大きく上回る完勝だった。一方、自民党は選挙前の57議席から過去最低の23議席に落ち込む惨敗となった。
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