独バイエルが6月、負債を含めて630億ドル(約6兆9000億円)で米モンサントを買収した。農薬・種子ビジネスの再編が進むなか、世界最大の遺伝子組み換え種子事業をいかに生かすのか。ヴェルナー・バウマンCEO(最高経営責任者)が本誌の単独インタビューに応じた。

巨額買収を主導したバウマンCEO(写真=永川 智子)

世界最大の遺伝子組み換え種子会社である米モンサントの買収について、各国の独占禁止法当局の承認を得るまで約2年間かかった。今はどのような気持ちか。

 「2016年5月にモンサントの買収提案を発表した時から、私は買収完了までの道のりは短距離走ではなく、マラソンだと言ってきた。実際の審査は長距離のトライアスロンのようだった」