AI(人工知能)や大手企業との提携で注目を集めるLINEが、信頼性の「壁」に直面している。事業領域を急拡大する中、個人情報の管理徹底がこれまで以上に求められる。世界的に情報流出が相次ぎ、利用者の懸念は大きい。ネット企業に重い課題が突きつけられている。

6月15日のLINEの戦略発表会では、AIスピーカーなどが目玉となった(写真=つのだよしお/アフロ)

 6月22日、人気のフリマアプリ「メルカリ」から最大5万4000人の個人情報が漏洩した恐れがあるというニュースが流れ、利用者に動揺が走った。会員の名前や住所、クレジットカード情報の一部などを他の会員が閲覧できる状態になっていたことが発覚。消費者間売買では国内最大のプラットフォームで起きた不祥事に、インターネット上には、「被害にあったら訴えてやる!」「怖すぎる……」などの声が多数上がった。

 今回はサービスを運営するメルカリ(東京都港区)が、ウェブサイト版のシステム更新の際に設定を誤っていたことが原因だ。同社は対象会員にも個別に謝罪。「システム構築や監視の徹底で再発防止に努める」(広報)と説明する。