ロシアゲートの疑惑解明を任されたモラー特別検察官が捜査を開始した。トランプ大統領は「魔女狩りだ」との批判を強め、怒りといら立ちをあらわにする。外交ではキューバへの制裁を一部復活し、オバマ前政権の否定を徹底する。

ドナルド・トランプ 米大統領
(写真=UPI/amanaimages)
(写真=UPI/amanaimages)

6/18 @ ツイッター
魔女狩りの妨害にもかかわらず、「米国を再び偉大な国にする」というアジェンダは、非常にうまくいっている

6/16 @ ツイッター
FBI長官を解任したことについて、解任を私に進言した男によって捜査されている!魔女狩りだ

6/16 @ 演説(米マイアミ)
前政権の渡航や取引制限の緩和はキューバ国民の助けにはならなかった。(カストロ)体制を豊かにしただけだ

ロシアゲートの捜査に「魔女狩り」だと強く反発。疑惑解明のために任命されたモラー特別検察官による捜査が始まり、トランプ大統領はいら立ちを隠しきれないようだ。モラー氏を任命したローゼンスタイン副司法長官に対しても批判を展開。ローゼンスタイン副司法長官は、クリントン元国務長官の私用メール問題での混乱などから、コミー前連邦捜査局(FBI)長官の解任をトランプ大統領に進言したとされる。
外交では、キューバに対する制裁を一部復活した。パリ協定やTPP(環太平洋経済連携協定)からの離脱に続き、オバマ前政権の成果を否定する狙いがある。

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