夏のボーナス支給が始まり、商戦が本格化する。注目が集まるのは家電市場の動向だ。ソニーやパナソニックなどの電機大手が新たに有機ELテレビを一斉に投入した。だが人気を集めるのはポイントを絞って独自性を訴求する「とんがった」家電のようだ。

<b>有機ELテレビ売り場を4倍にしたビックカメラ店舗</b>(写真=竹井 俊晴)
有機ELテレビ売り場を4倍にしたビックカメラ店舗(写真=竹井 俊晴)

 6月上旬、ビックカメラ有楽町店(東京・千代田)2階のテレビ売り場に、ひときわ鮮やかな色を放つ大型テレビが並ぶコーナーが出現した。同店がボーナス商戦に合わせ、面積を4倍に拡充した有機ELテレビの売り場だ。「今夏の目玉は有機ELテレビ」と担当者は言い切る。

 これまで韓国のLGエレクトロニクスしか参入していなかった大型有機ELテレビに今年3月、東芝が参入。6月にはソニーとパナソニックも発売した。「国内メーカーが出揃ってから、売り場で立ち止まって目にする客も増えた」(担当者)

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