エアバッグの欠陥により経営が悪化しているタカタが民事再生法の適用を申請する方向だ。再建に向けて事業スポンサーにつくのは中国企業傘下の米企業。先行企業に追いつくのが難しい安全技術を、中国はいわば「棚からボタ餅(タナボタ)」で手に入れた。

問題への対応が遅れたタカタは法的整理に追い込まれることに(写真=Bloomberg/Getty Images)

 20日夕時点で民事再生法の適用申請を最終調整中のタカタ。エアバッグの異常破裂問題で膨らんだ負債総額は1兆円超の見通しで、製造業の倒産では戦後最大となりそうだ。

 再建を主導する事業スポンサーにはエアバッグやシートベルトを手掛ける米国の自動車部品大手、キー・セイフティー・システムズ(KSS)がつく。約1800億円でタカタの事業を買い取り、商品の供給を続ける計画という。そのKSSを昨年傘下に収めたのが、中国の自動車部品メーカー、寧波均勝電子だ。