米EV(電気自動車)新興メーカーの雄、テスラが9%の人員削減に踏み切ると発表した。人員削減は組織の効率化を図るために同社が実施する常套手段。だが、今回は「いつも」と違う。その違いは、イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)の「ある誤算」を踏まえると見えてくる。

<span class="fontBold">高級EVで成長してきたテスラ。「低価格モデルの壁」に苦悩する</span>(写真=SOPA Images/Getty Images)
高級EVで成長してきたテスラ。「低価格モデルの壁」に苦悩する(写真=SOPA Images/Getty Images)

 6月14日、EV(電気自動車)メーカーの米テスラは川崎市の商業施設で開催予定だった新直営店開店の記者向けイベントを突如、中止した。前日、同社CEO(最高経営責任者)のイーロン・マスク氏が全社員に送ったメールで従業員の約9%(約3000人)を削減することを明らかにしたからだ。「日本法人としては(イベントを)開きたかった。でも『取材が殺到するから』と本社が聞き入れてくれなかった」(日本法人の関係者)

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