7月2日投開票の東京都議選に向け、事実上の選挙戦が熱を帯びてきた。小池百合子都知事が率いる「都民ファーストの会」と自民党のどちらに軍配が上がるのか。小池氏が自民との決別に動き、対決の構図は鮮明になったが、政策論議は盛り上がりを欠く。

(写真=左:Kodansha/アフロ、右:毎日新聞社/アフロ)

 小池百合子都知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」と公明党などの小池氏の支持勢力が議席(定数127)の過半数を獲得するのか、それとも自民党がそれを阻止するのか──。

 これが目前に迫る東京都議選(6月23日告示、7月2日投開票)の最大の焦点だ。都民ファーストは公認候補と推薦候補を組み合わせて「小池系」勢力の上積みを狙う戦略だ。

 小池氏が自らの支持勢力の過半数獲得にこだわるのは、議会運営の主導権を握るためだ。首長と議会がそれぞれ選挙で選ばれる「二元代表制」を採用しているため、議会多数派が小池氏の方針に異議を唱えれば、予算などの成立が危うくなりかねない。裏を返せば、議会で多数派を握れば、自らの肝煎りの政策が都議会を通過しやすくなり、政策実行力のアピールにつなげられる。