6月下旬にJR東日本の子会社であるルミネとアトレの社長が交代する。短期的な収益重視の経営姿勢にテナントからは批判の声が上がっていた。一時は流通業の「勝ち組」とされた駅ビルが振るわないと、JR東の成長戦略が狂う。

<b>昨年春、新宿駅新南口に開業したニュウマンは、苦戦が目立つ</b>(写真=Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
昨年春、新宿駅新南口に開業したニュウマンは、苦戦が目立つ(写真=Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 「引責ではないが、流通業のテコ入れの意味合いも強い」(東日本旅客鉄道=JR東日本=の関係者)。6月下旬、JR東の子会社であるルミネとアトレの社長がそろって交代する。ルミネの新井良亮氏は2011年に当時の社長、谷哲二郎氏の急逝を受けて就任し、現在は70歳。アトレの石司次男氏は社長就任3年目だった。両トップの交代には、JR東の危機感がにじむ。

 17年3月期の既存店売上高はルミネが前期比0.2%減、アトレが同1.1%減と振るわなかった。象徴的なのはルミネが16年3月、新宿駅新南口に開業した大型商業施設「ニュウマン」である。初年度売上高目標を200億円と掲げたものの、大幅に下回ったもようだ。

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