英製薬大手アストラゼネカの日本法人の3人のMR(医薬情報担当者)が労働審判を申し立てた。一方的に降格・減給させられ、仕事がほとんどない「追い出し部屋」に不当に配置転換されたというのが理由だ。専門性が高く、医療現場に欠かせなかったはずのMRが「受難の時代」を迎えている。

アストラゼネカは5月11日に労働審判を申し立てられた(左は同社製品の包装箱)(写真=左:Bloomberg/Getty Images)

 「資材管理室での一日は、牢獄に閉じ込められたようなもの。1時間もあれば仕事は終わる。MR(医薬情報担当者)として忙しくバリバリ働いていた頃が夢のようだ」

 5月11日、英製薬大手アストラゼネカの日本法人(大阪市)に勤める3人が声を上げた。いずれも40~50代のMR。会社側から一方的に降格・減給された上、仕事がほとんどないいわゆる「追い出し部屋」に配置転換されたとして、人事異動の取り消しなどを求めて東京地裁に労働審判を申し立てたのだ。