フィットネスなどを手掛けるRIZAPグループは、カルビーの松本晃会長を経営陣に迎え入れる。招聘したのは、松本氏だけではない。この2年ほどで著名な大手企業の役員経験者を次々と採用している。「ジーンズメイト」など相次ぐM&Aやスカウト人事にどんな狙いがあるのか。創業者の瀬戸健社長に聞いた。

<span class="fontBold">RIZAPグループの瀬戸健社長</span>(写真=稲垣 純也)
RIZAPグループの瀬戸健社長(写真=稲垣 純也)

松本氏が6月24日付で代表取締役COO(最高執行責任者)として経営に参画します。どこに引かれましたか。

 「松本氏のようなプロ経営者は華やかですが、世の中の露出と成果が連動していないケースがありました。そうした中で、松本氏は成果を出し続けたプロ経営者で、本物の中の本物です」

松本氏を招くことで社会的信用力が高まると指摘する声もあります。

 「結果として信用力が増した感覚はあります。当社は15秒のCMで結果だけを伝えて、サービス内容を伝えてきませんでした。これからは我々が何者かを含めて、知ってもらわないとだめだと思います。ここからが勝負です」

日産自動車やファーストリテイリングなど大手企業の役員経験者を次々と採用しています。

 「新卒は教育していますが、採用を始めて、まだ8年しかたっていません。当社は毎年、売上高の倍増を目指しています。スピード感をもった経営で、成果が出せる方を必要とするのは当たり前です。多様性のある人材で、より面白いパフォーマンスが生まれます」

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